木曜タイルブログ

??.jpgCiao ragazzi!
すみません、こっちで木曜でも日本は金曜ですね。
さて、ようやくカステルフィダルドに出発です。

マルサラ・ホテルで一泊して、朝は安っぽいビュッフェで朝食を食べ (緊張と疲労で少しもお腹は空いていなかったのですが、カステルフィダ ルドに着くまで無駄に金銭を使いたくなかったので途中で空きっ腹になら ないよう、無理矢理バンを流し込む)、なんだか乗り遅れても嫌な ので一時間も早くホテルをチェックアウトしてしまった。

テルミニ駅で少し店でも見ようかな、と思っても、強烈なバックパッ カー・スタイルが重過ぎて店に入る気になれない。

仕方なく座れる所を探したけれど、そうだ、”座る”というこ とに金がかかるんだった!
ここはラテン圏。
日本のようにとかく親切にベンチなんか置いてないのだった。

仕方なくウロウロしてたら、切符の窓口がガラ空きなのを発見して、 ちょっと凹んでしまった。
あんなに頑張った私と案内係、きっと何か良いことが待っていると信じて いたい。

列車はネットの情報通り定刻発車だった。
情報通り、車内放送もベルも鳴らずに、ゴットンと動きだした。

普通に日本にもあるような電車の種類なのであんまり海外の列車に乗って る感はない。
景色でも楽しもう!と思ったのに、運悪くちょうど窓のない席だったの で、前みたり横みたり、よそ者丸出しにキョロキョロするはめになってし まった。

なんというかイタリア、ていうか、このローマ〜アンコナ線がそうなの か、なんか海外に来た気がしない。
何故?
フランスに行った時はどこに行っても海外に行った感がものすごくあるの に、ローマから少し離れると、風景がなんだか日本の郊外と良く似ている のだ。

不思議な景色のフィット感を感じつつ、あっという間に列車はアンコナに 着いてしまった。
列車を降りると急に緊張してきた。
なんか、ローマは都会で観光客馴れした変にすれた感があったけどアンコ ナは強烈な地元感がある。

さて、バスのチケット買わなきゃ。
情報では駅から少し離れたところに乗場があるはずだったのに、出てすぐ にバスターミナルがあった。
インフォメーションを探すけれどないし、時刻表があったから見たら日本 で調べた情報よりバスの本数は多かった。2時間くらいアンコナでロスす ると思っていたら、すぐに乗れそうだ。

あとはチケット買うだけ…
なんだけど。

仕方なく一人の青年にたずねてみる。やや人見知りな感じででも親切に教 えてくれた。
けど、聞き取れない…!
微妙にイントネーションが違うのかな。ファビオはあんまり訛りはひどく ないよ、って言っていたけれどイタリア語暦2ヶ月の私にはちょっと難易 度高かったかも…

なんとなーくの方向に行ってみるけど分からないので、列車のチケット売 り場に並んで再び聞くと、なんか売店で買えるって言ってるみたい。
振り返ると確かに売店が。
行って聞いてみると、ここじゃ無いよ、壁の向こう!と英語で説明してく れて助かった。

日本の田舎線でもよくあるけど、定期券とか乗車券が駅構内の土産もの屋 で売っている感じ。

なんとかチケット買って、どのバスに乗るかも分かって、バスにも乗れた けど、よく考えたらアナウンスのない地元バスで何所で私は降りるんだ ろ?

あ、ヤバイ。
また焦ってきた。

そうだ、ここはイッターリア!
オトコはみんなオンナに優しいはず!

みなさん、こういう時こそ自分がオンナであることを最大限に生かさなく ては!
そんな訳で、通路挟んで横に座った70歳くらいの爺ちゃんに、イタ リア語で話しかけてみる。

カステルフィダルドに着いたら教えていただけますか?
(カステルフィダルドに近づいた時あなたは私に知らせることが出来る? と聞いた)

あ?カステルフィダルド?ここはカステルフィダルドに近いよ。

いや教えてほしいんです。

あぁ、そうだよ、カステルフィダルドだよ。

ぇえーと、じゃなくて、バス停に着いたら教えてほしいんです!

あぁ、なんだ、わかったよ。

…本当に通じているのか不安感満載で、初めてみる景色をまたキョロキョ ロしてしまうよそ者の私。
到着まで40分はあるはずだから、まだまだ時間あるし、ネットで得 た情報の目印の建物さえ見つけたら大丈夫だきっと。

そう自分に言い聞かせつつ、今までにない不安感がよぎる。
大丈夫かなぁ〜〜 …

ここでもまた景色の違和感を感じず、カステルフィダルドは1000年 の歴史都市なはず、確か情報では石畳の町並みが続くはずだけど、一体い つそうなるのか。

走ること3〜40分、ようやく田舎っぽくなってきた!
あっ!目印の建物発見!ちゃんと来れたよ〜、良かった。

建物が見えてから一つ目の停留所、爺ちゃんのほうを振り向くと、まだだ よ。とニッコリ。
良かった、私のつたないイタリア語は通じていた!
次の停留所で爺ちゃんに元気よく御礼を言ってバスを降りた。

さて、カステルフィダルドだ〜〜!
本当に着いた!

…さて、でも、ここはどこ!?

GoogleMAPでプリントアウトした地図を見るけど、皆目わからない。

仕方なくまた道を聞く。
バス停にちょうど若い女の子がいたので、地図を見せつつ、

あ〜、こっこは〜どっこで〜すか〜?
とベタな質問をしてみた。

すると女の子は笑顔で困ったように、よっぽど私のイタリア語がイタリア 語出来ない感満載だったのだろう。

あなた英語はわかりますか?
とニッコリ英語で答えてくれた。

少しなら!

そして地図をみせると、困惑している。無理もない、GoogleMAPが ここ最近のサービスで海外の地図も通りの名前が日本語表示で出てしまう のだ。
古い土地で、道は複雑に入り組んでいて、見知らぬ異国の人に説明するの は確かに難しいうえに、表示が日本語なことで翻弄させてしまった。

どこにいくんですか?と聞かれたので工房の名前を答えると、ショールー ムはすぐそこだけれど、行きたいのはショールーム?それとも工房?と聞 かれ、工房と答えると、その女の子も場所が分からなかった。

女の子がちょっと聞いてくるわね、と近くの人に尋ねると、その人もまた 別の人に尋ねた。その人もまた…

あ、この光景知ってる。
大阪と一緒やん。

あっという間に5〜6人の地元住民に囲まれ、早口のイタリア 語が飛び交う。
私に出来るのはかすかに聞き取れる会話の語尾から、歩いていくの?遠い よ!と言っているのが分かる程度。

最初に尋ねた女の子が英語で訳してくれて、一台のバスに私を乗せて

このバスに乗って!あなたは工房に行けるわよ!チケットを買って。降り 場は運転手さんが教えてくれるから!

と喋る矢先にバスの扉が閉まった。
Grazie mille!!!
精いっぱい叫んだ。

振り返って運転手に
quanto viene?
と尋ねると、仏頂面で怒っているかのような表示で私に何か言った。

聞き取れなかったので困って聞き直そうとすると、バスが動きはじめた。

運転手に話しかけようとすると、近くに座っていた初老の御婦人が優しい 声で、お座りなさい、と私に話しかけた。
でも…と運転手をみていると、首をふった。

なんだか魔法にかけられた感じで椅子に腰掛けると、荒っぽい運転で曲が りくねった道をバスが走る。

しばらくすると、バスが止り、仏頂面のままで運転手が私に
こっからすぐだ、真直ぐ言って右!
と言って私を降ろした。
運転手と御婦人にまたGrazie mille!!!と精いっぱい叫ぶ。

デーストラ、デーストラは右。

でも、私のイメージではシニストラ(左)に工房があると思う んだけどなぁ…

しかし言われた方向に歩くしかない。
なんだか何もなさそうな町並み。
人気のない道をとぼとぼ歩くけど、なんか何もない。

うぅ、また荷物が重くなってきた…

すると工房より先に私が滞在する予定のB&Bを発見した。
ここだぁ!あった!

でも先に工房に挨拶したいし…
宿の人に夜6時くらいに着くと伝えていたし、まだ2時半。

仕方なくまた道を歩く。

でも、運転手さん、やっぱりシニストラだと思う。
GoogleMAPが間違っていなければ!

フラフラ歩くこと10分。
この辺りなはず…

人を発見したので尋ねると、近いけど分からない、とのことでまた別の人 にその人が声かけてまた3人くらいの地元の人が戯れる。
やっと知ってる人がいて、案の定道の左に目指す工房が出できた。

Grazie mille!!!
ありがとう千回!

という意味のこの言葉を、ここに来るまでに何回言っただろう。

優しくて、あっさりしていて、適当。

私が受けたイタリア人のファースト・インプレッション。

さあ、イタリア生活の始まり始まり。

カステルフィダルドで最初に見つけた素敵なタイルは、優しいモスグリー ンで、ピザ屋の壁を演出していました。

長い文章をここまで読んだ方、ご苦労さまです…!


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おーーーー、これ、初めて今読んだよ。
人は人に助けられるんだね〜。
みんなとってもあっったかいね!

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